ごあいさつ
青森県獣医師会のホームページをご覧いただき、誠にありがとうございます。
青森県獣医師会は昭和23年に設立され、昭和27年に法人化、さらに公益法人制度改革に伴い平成25年4月1日「社団法人」から「公益社団法人」に移行し10年が経過し平成29年には創立70周年を迎えました。これまで賜りました多くのご支援に感謝申し上げます。
本会は、社会の一員として「何かの役に立ちたい、社会をより良いものとしたい。」と考える獣医師約400名の集まりです。会員一人一人の優れた能力を更に高めるため各種の講習会、研修会等を開催するとともに国民生活の向上と安定のため共通の目的に向かって各種の事業を行っています。
その一つは、人と動物が共存する豊かで健全な社会作りを推進するための事業で、 狂犬病予防注射、動物愛護活動、学校飼育動物に対する助言指導を行っています。
さらに、県民、国民の皆さまに安全・安心な食鳥肉を提供するため、県内6か所の食鳥処理場において約30名の獣医師検査員が1羽毎に食鳥検査を実施しています。また、食鳥処理場における施設等の細菌等精密検査を行い、その結果を現場美フィードバックすることで衛生環境や意識のさらなる高揚を図っています。
私たち獣医師は、科学的知見を持ち専門技術の訓練を受け、法に基づく義務を遂行するとともに、ヒトと動物の健康と生物の多様性や地球環境の持続的保全など幅広い分野において活動する機会があり大きな責任を担っております。
獣医師は、科学的知識を持ち、専門的訓練を受け、法に定められた義務を遂行するとともに、人と動物の健康と環境の維持に係る幅広い活動分野において業務に携わる機会と責任を有しています。
獣医師が果たすべき責務や社会的な使命は、産業動物臨床、小動物臨床、家畜衛生、公衆衛生等の幅広い分野において著しく増加しています。特に、COVID-19、新型インフルエンザ、重症熱性血小板減少症候群(SFTS)など人と動物の共通・新興感染症の発生や、薬剤耐性(AMR)が大きな課題となっており、獣医師の責務は益々重要なものとなっています。
そのため本会では、今後とも「One Health」(動物と人の共生社会づくり、生物多様性や環境の保全などにより地球や社会の持続的な発展)と「SDGs」(持続可能な開発目標)に積極的に取り組み、国民生活の安全と社会の健全な発展に寄与する組織として県民の皆さまの負託に応えるよう積極的に活動して参ります。
今後、会員はもとより一般の方にも迅速・的確な情報を提供することとしておりますので当ホームページをご活用いただくとともに、引き続きご指導、ご鞭撻のほどよろしくお願い申し上げます。
公益社団法人青森県獣医師会 会長